調剤補助C子:
今日は眼科処方が多い日ね。 さっきも、これと同じ「ラタノプロスト点眼液」の処方があったばかり。先ほど同様、点眼薬棚からピッキングすれば良いわね。 “一般名処方でも先発品ご希望”の患者様ということは、ラタノプロストの先発品、キサラタン点眼液ね。
調剤補助C子:
A子さん、入力は「キサラタン点眼液 0.005%」でお願いします。
入力ベテラン A子:
“一般名処方でも先発品ご希望”の方ですよね、了解です!眼科処方は、こうしたケースが多いですね。
調剤補助C子:
そうなんですよね~目薬は“一般名処方でも先発品希望”という患者さんが比較的多く、まずは脳内変換しなくてはならないのよね。調剤初心者の頃は、それが一番難しかったかも。さてピッキングしなくちゃ。キサラタンもラタノプロスト付近の棚を探しかけたけれど、そういえばキサラタンって、冷蔵庫にあるんだったわ。
調剤補助C子:
それにしても、先発「キサラタン点眼液」は冷所、後発「ラタノプロスト点眼液」は室温。どうして同じ点眼薬なのに、先発品と後発品で保管場所が違うのかしら・・・ちょっとややこしい💦
薬局長:
ラタノプロストは成分そのものが温度により分解されること、製剤容器内に吸着することで成分含量が低下するとされています。キサラタンは開栓前は2-8 ℃で保管、開栓後は1-30℃で保管し1ヶ月以内に使用することが必要です。後発品では添加物の工夫により、室温保管でも成分含量の低下を最小限としているんですよ。
調剤補助C子:
なるほど~そういうことなんですね。点眼薬はメーカーも規格も種類がたくさん、棚にも引き出し内にもギッシリ詰まって、箱も小さいから、あちこち探し回ることが多いのよね。一緒に用意する保管袋もツルツル滑って数えにくい上に出しづらく、ピッキングに意外と時間かかって、眼科処方はいつも焦りがちに💦
調剤入力AIまもる君:
僕がいれば、そのようなお悩みもズバッと解決致します!冷所保管の点眼薬の処方箋OCR時点でAIチェックで「冷所にあり!」とお知らせしますよ。調剤初心者さんでも、あちこち探し回らずに済み、よりスピーディーな調剤につながります。